夜勤専従の派遣介護士として働くメリット・デメリットとは?
介護の仕事を探すにあたって「夜勤専従」という言葉を聞いたことはないでしょうか。夜勤専従とは、その名の通り夜勤のみの勤務する働き方のことです。夜間に仕事をすることが苦ではないという方には、ご紹介したい働き方のひとつです。メリットとデメリットもご紹介するので、ぜひご覧ください。
夜勤専従の派遣介護士として働くメリット
「夜勤」と聞くとしんどいというイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、人によっては昼間よりも夜間の方が働きやすいという方もいますよね。そういう方は夜勤専従の働き方を検討してみるのもおすすめです。ここからは、夜勤専従の派遣介護士として働くメリットをご紹介します。
出勤日数が少なめ
夜勤専従の派遣は、1か月当たりの出勤日数が日勤のみの方やシフト制の方に比べて少ないといえます。空いている時間が比較的多いため、自由に使える時間が増えることはメリットですね。日中は身体を休めることも必要ですが、日中しか空いてない場所にも比較的行きやすいことはよい点といえるでしょう。
給料が高め
派遣社員は時給が高めの傾向にあり、また夜勤は日勤に比べて夜勤手当や深夜手当がつくため、さらに時給が高くなります。出勤日数が少なくとも、給料が高いという傾向があります。そのため効率的に稼ぐことが可能です。
生活リズムを一定にしやすい
日勤と夜勤が不規則にあるシフト制に比べて、夜勤専従は夜勤のみなので比較的生活リズムを一定にしやすいというメリットもあります。もちろん昼夜逆転の生活にはなるため、体調を崩さないように自分のペースを作ることは必要です。
夜勤専従の派遣介護士として働くデメリット
出勤日数は少ないけれど給料は高いのであれば、メリットばかりなのではと思う方もいるかもしれません。しかし、もちろんデメリットも存在します。
入居者との交流が少ない
夜勤中は、基本的に施設の入居者は眠っています。そのため、実際に入居者との交流は少ないです。したがって、業務内容が限られて入居者との交流がしにくいことはひとつのデメリットといえます。入居者との交流を通じてやりがいを感じるという方は、夜勤専従ではなく日勤もある勤務の仕方が合っているかもしれません。
少人数体制である
基本的に施設の規模によってスタッフの対応人数は定められていますが、介護業界も人手不足が続いているため常にギリギリの人数で対応している施設もあります。夜勤は基本的に少人数体制であることが多いため、その場その場で判断して対応する必要が出てくるときもあるでしょう。責任の重さは日勤も夜勤ももちろん変わりませんが、すぐに人に相談できる体制が整っているかどうかは事前に確認しておくとよいのではないでしょうか。
体調管理が難しい
夜勤専従の場合は昼夜逆転の生活になります。そのため、中には体調を崩しやすくなってしまう方もいるかもしれません。体質は人によって異なるため、昼間に寝て夜間に働く方が合っている方もいますが、逆の体質の方が無理をして夜勤専従の働き方を選択すると、かえって体調が安定しないこともあるので注意が必要です。どれだけ効率よく稼げるといっても、何より大切なのは自分の身体の健康であることを忘れずに働き方を決めていきましょう。
介護派遣の夜勤専従がおすすめなのはどんな人?
それでは、介護派遣の夜勤専従がおすすめなのはどんな人でしょうか?日勤やシフト制に比べて少ないシフトで効率的に稼ぐことができるため、一見メリットが大きいように思えます。
しかし、何といっても一番のポイントは働く時間にあるでしょう。多くの人が働いている昼間に休み、多くの人が寝ている夜に働くのが夜勤専従です。朝型か夜型かというのは遺伝子レベルで決まっているという話もありますが、朝型の人が夜勤専従で働くと体調を崩してしまうこともあります。そのため、介護派遣の夜勤専従がおすすめの人は、夜に働くことが苦ではない夜型の人といえます。自分のライフスタイルに合わせた働き方を選んでいくとよいでしょう。
また日勤との大きな違いとしては、夜勤専従は施設の入居者との関わりが少ないこともあげられます。そのため、入居者との関わりにこそやりがいを感じるという方は、ライフスタイルには合っていてもなかなかやりがいを感じられないという可能性もあります。対して、入居者との関わり以外の部分にやりがいを見出している人に関しては合っている働き方かもしれません。自分のライフスタイルに合わせることはもちろん、自分が何にやりがいを感じるのかも合わせて考えておくとよいのではないでしょうか。
まとめ
夜勤専従とは何か、メリットとデメリットについてもご紹介していきました。あまり聞きなじみがない働き方であったかもしれませんが、合う方にはおすすめの働き方です。どんな働き方にもメリットとデメリットがあるため、自分にとって大切なことや譲れないポイントは何かをしっかり分析するとよいでしょう。またそれ以外にも、自分の体質やライフスタイルにあった働き方を選択することでより健康的でストレスの少ない生活が送れます。効率的に稼ぎたい夜型の方は、夜勤専従の働き方も検討してみてはいかがでしょうか。