介護派遣と正社員はどちらがおすすめ?双方の働き方の特徴を知ろう!
「介護の業界で働きたい!」という方の中には、「どんな働き方がよいのだろう……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。介護の業界には正社員はもちろん、パートやアルバイト、また介護派遣という働き方もあります。今回は、介護派遣と正社員の違いについて主にご紹介していくので、ぜひご覧ください。
介護派遣と正社員の違いとは?
そもそも、介護の業界で派遣と正社員として働く場合の違いは何でしょうか?ここでは大きく分けて3つの違いをご紹介します。
雇用主の違い
介護派遣と正社員における1つめの大きな違いは、雇用主です。正社員の雇用主は勤務先ですが、介護派遣の雇用主は派遣会社です。
派遣は派遣会社に登録して勤務先に派遣されるため、正社員とは雇用主が異なります。そのため、福利厚生なども正社員には勤務地のものが適用され、介護派遣は派遣会社のものが適用されます。
雇用期間の違い
2つめの違いは雇用期間です。正社員の場合は、基本的に雇用期間は決められていません。試用期間はありますが、無期雇用となるのが通常です。
それに対して、派遣社員は雇用される期間が基本的に決まっています。その期間は派遣先により異なりますが、半年や1年などの期間が定められているのが通常です。
給料の違い
給料はそれぞれの雇用先から支給されます。そのため、同じ施設で働いていても正社員であれば施設から、派遣社員であれば派遣会社から支給されます。介護派遣の場合、勤務時間や夜勤など正社員と同じように働くと、派遣の方が月給は高くなる傾向にあるのです。
しかし、正社員にはボーナスが出て派遣社員には出ません。そのため、年収に換算すると正社員の方が給料は高くなることが多いです。
介護派遣のメリット・デメリット
介護派遣で働くうえでのメリットとデメリットをご紹介します。
介護派遣のメリット
介護派遣のメリットとしては、パートやアルバイトに比べて時給が高い、残業が少ない、自分に合った働き方がしやすいなどがあげられます。パートやアルバイトは施設に直接雇用されるため、そうでない介護派遣のほうが時給は高くなる傾向にあうのです。
また、派遣社員は基本的に決められた時間の中で業務を行うため残業が少ないです。また、正社員であれば日勤や夜勤などさまざまな時間帯での業務をシフト制で行うため生活リズムが整いにくいですが、派遣社員は日勤のみ、夜勤のみなど選んで契約できるので、自分のライフスタイルに合わせて勤務することが可能。
介護派遣のデメリット
介護派遣で働くデメリットは不安定、ボーナスが出ない、キャリアアップがしにくいなどがあげられます。派遣の場合は基本的に雇用期間が定められており、継続かそうでないかの判断が双方でなされます。そのため、自分は継続したいと思っていても、施設側が契約を更新しないと判断した場合は契約が終了したタイミングで更新せずに打ち切られる可能性があるのです。無期雇用である正社員に比べると不安定でしょう。
また、派遣と正社員のひとつの大きな違いとして、ボーナスが出ないこともあげられます。同じように働いた場合、月給として高いのは派遣ですが、ボーナスがあるため年収としては正社員の方が高い傾向にあります。
さらに、派遣は雇用期間が決められていたり、雇用主が派遣会社であったりすることから出世や昇給はしにくいといえるでしょう。キャリアアップがしにくいことも派遣のひとつのデメリットです。
正社員の介護士として働くメリット・デメリット
次に、正社員として働くメリットとデメリットをご紹介します。
正社員のメリット
正社員としてのメリットは安定性があること、ボーナスがあること、キャリアアップが見込めることです。派遣とは違い基本的には無期雇用であるため、契約が更新されないかもしれないという不安はありません。
また、正社員はボーナスが出ることもひとつのメリットですね。さらに、リーダーなどキャリアアップも正社員であると目指しやすいといえるでしょう。
正社員のデメリット
正社員のデメリットは勤務時間が不規則、残業が多い可能性があるなどがあげられます。日勤や夜勤などシフト制で対応することが多いため、生活リズムを整えることが比較的難しいと考えられます。
また、正社員は派遣と違って残業が多くなってしまう場合も多いです。とくに介護業界は非常に重要な仕事でありながらも人手不足が続いているため、正社員にしわ寄せがいってしまう可能性も高いです。
介護士は派遣と正社員どちらの働き方を選ぶのがおすすめ?
「それでは、介護士としては派遣と正社員どちらで働くのがよいのだろうか?」と思った方もいるのではないでしょうか。
高い時給で働きたい、しっかり自分のライフスタイルに合わせて働きたいという方には派遣、安定性が高くキャリアアップを目指したいという方には正社員での働き方がおすすめです。どちらがよいか悪いかではなく、どちらが自分に合っているかを検討して働き方を選ぶようにするとよいでしょう。
まとめ
介護士としての働き方を検討するうえで、派遣と正社員それぞれにメリットとデメリットがあることが分かりました。どちらにもよい点とそうでない点があり、一概にどちらの働き方がよいというわけではありません。自分にはどちらがより合っていそうでしょうか?
それぞれの違いやメリットとデメリットを把握したうえで、自分にとってよりよいほうはどちらかを考えて決めていくことがおすすめです。